日本大学理工学部応用情報工学科 松野研究室

公益財団法人 新技術開発財団 復興支援特定研究助成
 

研究の背景・目的

原発事故直後の防護・避難や、長期的な復興に向けた除染・風評被害防止においては、
放射線に関する市民社会全体の知識向上が重要となる。

そのためには市民と専門家の「対話」の場をできるだけ多く提供し、
リスクコミュニケーションを促進することが有効である。

本研究の目的は、放射線について市民が日常生活において疑問・不安に感じている内容と、
実際に専門家との対話を通じて合意形成に至った過程を放射線リスクコミュニケーションデータベース(以下DB)として網羅し、市民・専門家双方にとってわかりやすい形で可視化し、原発事故における放射線リスクコミュニケーションを円滑化することにある。

 

市民研究の画像_研究の全体像

 

ベースとするデータベースは以下
https://secure1337.sakura.ne.jp/radiation-watch.sakuraweb.com/bandou/raddb/list.php

研究内容・課題

放射線について市民が日常生活において疑問・不安に感じている内容と、実際に専門家との対話を通じて合意形成に至った過程を、実際の事例をベースに自然言語処理により分析した上で、放射線リスクコミュニケーションデータベース(DB)として整備する。
DBに登録された情報は、市民・専門家双方にとってわかりやすい形で可視化、一般市民による実証実験により有効性を検証する。

以下が課題として挙げられる。

  1. 市民が実際に疑問・不安に感じている現実的な議題(トピック)の分析
  2. 専門家との対話により解決に至る過程を一瞥して理解できる可視化
  3. 制作したDBの有効性検証

 

期待される研究成果

本DBの公開により、以下のことが期待できる。

  • 一般市民への放射線リスクに関する科学的知識の浸透
  • 将来の原子力災害への備え(減災ツール)としての効果